Nei ホテルボラボラでの追悼展
La Depeche (デペチェ紙) 2008年9月9日 火曜日
特派員 フランソワーズ ビル / 翻訳 澤井
日本の画家であり、友禅アートの専門家 Neiによる10点程の作品の個展が、この度ホテルボラボラにて開催されました。
2005年に他界したNeiは、約15年にわたり多くの島々を訪れ、その魅惑的で情熱的な島々に魅せられてきました。
太平洋や日本の南の島々、とりわけフランス領ポリネシアに似た沖縄の地域の島々などからも、多くのインスピレーションを得てきました。島々に魅せられたNeiは、その後ホテルボラボラやその他の島々の風景を描き続けました。
開設8年目となる東京のネイギャラリーから運ばれた展示作品のいくつかは、ホテルボラボラの10月1日からの改装工事による取りこわしを前に、Neiの夫であるモリさんと、アーティストのトモさんによりNeiへの思いを込め、ボラボラに戻ってきたものです。
Neiの作品は、ホテル再開の際にもまた展示されることでしょう。彼女の作品を通じて、ホテルの昔の面影を発見するのも興味深いものです。
ホテルボラボラをはじめとするアマンリゾーツは、日本においても高級ホテルチェーンとして知られています。モリさんはこれからもアマンの期待に応える活動を続けていきます。そして亡妻Neiのためにも、これはとても光栄あることだと言います。
モリさんは゛石垣島Nei美術館″の開館を計画しており、そこには沖縄のアーティストの絵画や陶器、彫刻などを展示する予定です。またNei美術館にはポリネシアのアーティスト達の受け入れも望んでいる...と語っていました。
❶ボラボラ島での追悼展 ❷タヒチの新聞取材